心と体が整うサロン「カリーノ」の高木絵美です。
今回は、ぽっこりお腹の改善と尿モレ予防もできるトレーニングについてお届けいたします。
性別問わず40代50代のお悩みで多いのが、下腹ぽっこりと尿もれ。
一見違うこの2つのお悩み、実は共通の原因となる内ももの筋肉が使われず、衰えているのが原因です。
ではどうやってトレーニングしていくのかを解説していきます。
内転筋を使うことで、下腹ポッコリと尿モレが改善
下腹ぽっこりや尿漏れの原因に大きく関わっているのが、内転筋(内ももの筋肉)の衰えです。
内転筋は、股関節の付け根あたりから太ももの内側、膝の内側にかけて付いている筋肉です。
日常生活ではあまり使われない筋肉なので、意識的にトレーニングする必要がある筋肉です。
実は、内転筋はお腹の深部のインナーマッスルや腸腰筋(股関節の筋肉)にもつながっていて、内転筋が使われず衰えてくることで、股関節の動きも悪くなります。
その結果、下腹ぽっこりと下半身太りになってしまうのです。
内転筋の衰えは尿もれの原因にも
内転筋は、骨盤底筋群を支えている筋肉でもあります。
内転筋が弱ると、骨盤底筋群を支えられなくなり、咳やくしゃみをした瞬間に尿もれしやすくなるのです。
普段から、両ひざをぴったりとくっつけた状態でいすに座ることで、
内転筋が鍛えられ、下腹ぽっこりや下半身太りが解消され、尿もれ予防にもなります。
内転筋(内ももの筋肉)と腸腰筋(股関節の筋肉)のストレッチ
1.バランスボールに座り、足は腰幅に開きます。
2.片方のひざを立て、もう片方の足を横に伸ばし、ひざも伸ばします。
3.ヒザを伸ばしている方のかかとを5センチほど後ろに引きます。
股関節と内ももが伸びている事を意識して行います。
腸腰筋(股関節の筋肉)と内転筋(内ももの筋肉)を同時に伸ばすことのできる動きです。
下半身の引き締めにも効果的です。
内転筋のトレーニング
1.いすに座り、背筋を伸ばします。
2.膝と膝の間にボールを挟みます(バスタオルでも良い)
3.息を吐きながら、ボールを押しつぶすように力を加えます。
4. 20秒キープします。
この動作を20回繰り返します。
まとめ
内転筋を鍛えることで下腹がすっきりし、下半身の引き締めや尿もれ予防効果もあります。
内転筋は日常生活ではあまり使わない筋肉なので、この動きを習慣にしてみてください。