心と体が整うサロン「カリーノ」の高木絵美です。
今回首の痛みを和らげる方法についてお届けいたします。
実は、姿勢を意識するだけで首への負担が軽減できます。
首の筋肉だけでなく、首周りの筋肉のストレッチをすることで首の痛みを和らげることができるのです。
ではどうやってストレッチしていくのかを解説していきます。
首の痛みの原因を知ろう
大人の頭の重さは約5kgあり、うつむくだけで頭の重さの数倍の負荷が首にかかります。
頭が前に傾くほど頸椎(首の骨)にかかる負荷は増え、
もっとも首がうつむいた姿勢では首の骨に27kgもの負荷がかかります。
首の痛みセルフチェック
✅デスクワークでの作業時間が3時間以上ある
✅スマホやタブレットの使用時間が1日1時間以上ある
✅首を後ろに倒すと痛みや違和感がある
✅座っている時に肩や首がこりやすい
✅猫背だと感じる
これらの症状のある方は、これからご紹介する首の筋肉を緩めるストレッチやを行いましょう。
姿勢で首の痛みを改善
日常生活で姿勢を意識することで首への負担が軽減できます。
・スマホは目線の高さまで上げて持つ
・1時間おきに10~15分の休憩を挟む
・首や肩のストレッチを行い筋肉をほぐす
・椅子に深く腰かけ、背筋をまっすぐ伸ばす(猫背にならないように)
無意識にこの姿勢を保つことができる方法があります。
それは以前ご紹介した、バランスボールを椅子に変える方法です。
バランスボールに座ると自然と背筋が伸びる(猫背の姿勢では座りにくい)ので、姿勢が良くなります。
首の痛みを和らげるストレッチ
首の筋肉は、大胸筋(鎖骨の下から胸まで広がる筋肉)と僧帽筋(首から肩や背中の上部に広がる筋肉)につながっています。
首の筋肉だけでなく、首周りの筋肉もストレッチすることで首の痛みを和らげるのに効果的です。
肩甲骨のストレッチ
1.背筋を伸ばし、胸をひらきます。
2.両ひじをゆっくり後ろに回し、肩甲骨を寄せます。
3. 5秒キープし、力を抜いて元の姿勢に戻ります。
これを10回行います。
肩甲骨のストレッチ
1.ひじを曲げて、肩の高さまで上げます。
2.ひじをゆっくり後ろに引いて、肩甲骨を中央に寄せます。
(慢性的な肩こりがある場合、肩甲骨が寄っている感覚が分かりにくいため、目安として脇が伸びていることです)
これを10回行います。
肩甲骨周りがほぐれ、猫背予防にもなります。
まとめ
今回は、首の痛みを和らげるための姿勢と、首周りの筋肉のストレッチの具体的な動作についてお届けしました。
ぜひ実践してみてください。